認知症が進行してご本人の中で
不安が大きくなり、「こんな自分を
誰も相手にしてくれないのではないか」
「自分は誰にも必要とされていないのではないか」
と感じることもあるかも知れません。
人間は、
自分の存在を誰かに認めて貰いたいと思う
承認欲求を持っています。
認知症の方に、
不安を少しでも解消して貰う為に
皆さんが簡単にできる事があります。
「○○さん」
「おはようございます」
などそんな少しのコミュニケーションで良い
のです。
すると自分の存在を認めてくれている、
見てくれていると感じることができます。
そういった人の存在こそが根本的な不安の
解消に繋がる事だと思います。
以前、重度の物忘れの症状をお持ちの方
との会話の中で、私が「○○さん」と声を
かけると、とても笑顔で
「お前、わしの事知ってるんかい!」
からいつも会話が始まり、よくお話しを
されていました。
記憶が残らない事は、計り知れなく不安だと
思います。
私達ができることには限りがありますが、
一瞬でも不安を解消できれば私達も喜びを
感じます。
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