スタッフブログ

2020年09月14日(月)

物のやりとり

 

今日のデイサービスでの御利用者様の話題は

 

新しく総理大臣が決まったと言う事ですごく

 

盛り上がっていました。

 

やはり御利用者様世代は政治に強く関心を

 

お持ちの方が多くいらっしゃいます。

 

そんなチョットした菅さんフィーバーの

 

なかで、私はデイサービスに昔からある

 

問題に頭を悩ませていました。

 

高齢者のデイサービス事業所では、

 

御利用者間のお約束として、

 

お金は勿論の事、物のやりとりを控えて

 

頂くようにお願いしています。

 

事業所側の理由として、例えば

 

食べ物をやりとりした場合、

 

御利用者様の中には嚥下困難な方や

 

糖尿病などで食べる事に制限がある方が

 

いらっしゃいますし、

 

万が一やりとりした食べ物で

 

喉を詰まらせたり、長く置いた結果、

 

賞味期限切れのものを食べてしまい

 

体調を崩されるケースもある為、

 

安全面を考慮してのルールとなっています。

 

物のやりとりをした場合では、

 

貰ったらやはりお返しを

 

しなければならないと言う心理状態になると

 

様々な理由で金銭的に自由の効かない方は

 

お返しができなかったり、

 

デイサービスに来るのが苦になったり

 

認知症の方のケースでは、

 

誰に貰ったのか分からず、

 

ご家族とのなかで問題が生じる事もあります。

 

お金なら尚更です。

 

これ以外の問題に発展する事も実際にはあり

 

契約時に説明したり、問題が起こった

 

その都度、物のやりとりは控えて頂くよう

 

お伝えするのですが、やりとりは

 

後を経ちません。

 

実際、過去に他の事業所では、

 

貰った飴を喉に

 

詰まらせた死亡例もあります。

 

なぜこのような堂々巡りのように

 

問題が解決しないのか、

 

私なりの持論ですが高齢者世代の方々は、

 

もう少し若かった頃から知人や近隣の方々と

 

普段、お世話になっているお礼として

 

物をあげたり貰ったりする習慣があります。

 

あと、大阪のおばちゃんに代表されるように

 

挨拶替わりに飴ちゃんを渡したりする文化

 

があります。(笑)

 

少し歳を重ねて、デイサービスに通うように

 

なりいきなりその習慣は控えてくださいと

 

言われてもそれはとても難しい事と思います。

 

ただ、事業所の立場としては、

 

御利用して頂くなかで不快な気持ちになって

 

欲しくはありませんし、

 

時には命に関わる責任があると思っています。

 

皆様が行なってきた習慣や文化を尊重して

 

尚かつ安全にトラブル無く御利用して頂く

 

為に何か良いアイデアは

 

無いでしょうか?(笑)

 

 

この相反する事を解決できるのは、

 

いつの日か…?

 

デイサービス事業所の永遠の課題のような

 

気がします。(笑)

 

御利用者の皆様、

 

本日も御利用ありがとう御座います。

 

 

 

 

 

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