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本日の午後からは、綿菓子の機械をお借りして

 

綿菓子体験を行いました。

 

「懐かしい」「美味しい」「初めて食べた」

 

から始まり、昔話が始まります。

 

夕暮れ時には

 

泊まりのご利用者様が数人で昭和歌謡を

 

聴いていた時は、

 

「この人、三橋美智也やろ？」

 

「懐かしいなあ。若い時聞いてたなあ。」

 

「奥さんも知ってる？」

 

等の会話が聞こえてきました。

 

このように過去の良い記憶が蘇った時は

 

ご利用者様世代（に限らずですが）の

 

声のトーンや体から発する何とも言えない

 

エネルギーはすごいものを感じます。

 

以前にも同じような内容を書いたように思うのですが

 

介護職としてこの瞬間を引き出すことが

 

何よりも仕事としてやりがいを感じます。

 

年を重ねていくと喪失体験が増えたりして

 

これからの人生に希望を見いだせない場合も

 

多いと聞きます。

 

先日もご利用者様との会話の中でも

 

「友達なんかが次々居なくなっていくんよ」

 

と何気なく話されていて

 

長生きするのも楽ではないんだなあと感じました。

 

仏教の教えで、人間は生きている間

 

「生、老、病、死」と四つの苦しみがあると言われています。

 

いわゆる「四苦八苦」の四つの苦しみ「四苦」。

 

仏陀の伝記にもでてくるこの話はすごく好きで

 

ご紹介したいのですが

 

今日は長文になりそうなので解説はいずれまたの日に。

 

ご利用者の皆様が少しでも穏やかに過ごせる時間が増える事を願っています。